VistaProとMikuMikuDance(VPVP)との連動のさせかたについて、今回はもう少しVistaProらしさを前面に押し出したやり方をご紹介します。
先ほどの動画の作り方だと、基本的に「ミクが飛んでいるのを後ろから追いかける動画」しかできません。ミクを正面や横から映す(ような動画)を作るには、どうすればいいでしょうか?
ここで活躍するのが、VR controlウインドウです。
ここの「Virtual Reality Control」でカメラの向きを変えて動画を作成すると、動画の「流れかた」が変わりますので、それに合ったミクのアニメーションを作ることで、別の角度から撮影したようなミクの飛行動画が作れます。
Astern:カメラが後ろ向きになるので、「ミクの前から」撮ったような動画が作れます。


Port、Starboard:カメラが横向きになるので、「ミクの横から」撮ったような動画が作れます。

↑上の3つの動画を全部つないだらこんな動画になりました。
また、VistaProで飛行経路を作成する際のVehicle type(乗り物)の設定も重要です。
特にポイントとなるのは、Extra pitchです。
VistaProの飛行経路で、カメラの向きを飛んでいく方向以外に向ける方法は、Targetを設定するか、先ほどのVirtual reality controlをいじるか、このExtra pitchを設定するかくらいしかありません。
Extra pitchをプラスにおくとカメラは常にその分だけ「斜め上」を向いた形になりますので、「ミクがカメラよりも高い高度を飛んでいる」というアニメーションを作るための素材動画が作れます。
逆にExtra pitchをマイナスにするとカメラは下向きになりますので、「ミクがカメラより下の高度を飛んでいる」というアニメの素材動画が作れます。
これらと、先ほどのVirtual reality controlを組み合わせることで、カメラの向きをかなり自由に変えることができます。
追記:MikuMikuDanceとVistaProで本格的に作った動画です。
posted by だんちゃん at 23:59|
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3.応用編
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