2008年02月03日

渓谷効果と断崖

Terrainウィンドウからアクセスできる地形効果に関する項目として、「Valley Effect」(渓谷効果)と「Cliffs」(断崖)があります。

Valley Effect(渓谷効果)とは、一言でいってしまえば、「急な斜面から雪が下に落ちる効果」「急な斜面が緑化されない効果」です。

valley_off.jpg
渓谷効果がオフだと、雪は急な斜面に張り付いています。

valley_on.jpg
渓谷効果をオンにすると、雪が落ちて急な斜面の下にたまっています。また、丘になっている部分が一部緑化されていないことが分かります。

Cliffs(断崖)とは、単に適用する色(テクスチャ)の切り替えの設定です。
Colorsサブウィンドウを見れば分かるとおり、Ground(地面)以外に、Cliff(断崖)というカラーセットがあります。Cliffsをオンにすると、一定以上の急な傾斜のある土地が、このCliffのカラーセットで描画されます。

criff_off.jpg
Cliffsをオフにした場合。傾斜のある土地も、すべてGroundの色で塗られています。

criff_on.jpg
Cliffsをオンにした場合。傾斜のある土地の色が変わっているのが分かります。これが、Cliffのカラーセットで塗られた部分です。

Cliffのカラーセットは4種類の色(Cliff1からCliff4まで)から構成されていますが、この4種類の使い分けの方法が2タイプあります。

1つは「傾斜別」で、Cliff1が比較的傾斜のゆるい場所に、Cliff4が非常に険しい場所に適用されるという塗りわけかたです。

もう1つは「地層(=Strata)別」で、Cliff1からCliff4までを順番に使って、地層を重ねるように塗り分けるやりかたです。

この2つのタイプは、「Stratified Cliffs」のオン・オフによって切り替えます。オンにすると地層別、オフだと傾斜別になります。

この2つのタイプを、カラーセットを不自然な色にして分かりやすくした例で比較してみましょう。

strata_off.jpg
これが「傾斜別」です。

strata_on.jpg
そしてこれが「地層別」です。

さらに傾斜別の塗り分けについては、地層の積み重なる向きを設定できます。

strata_curve.jpg
↑「Strata tilt」を設定して、地層を曲げてみました。
posted by だんちゃん at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 3.応用編 | 更新情報をチェックする

カメラの焦点距離

Cameraウィンドウの「Focal Length」というのが焦点距離を意味しています。
・・・が、これはいわゆる通常のカメラの焦点距離とはあまり連動していない気がしますね。特に、ワイド側はVistaProの数字は非常に小さくなってしまう気がします。

ここではいろいろな焦点距離でレンダリングした画像をお見せしたいと思います。

zoom_aa.jpg
標準の「ズームレンズ」(VistaPro焦点距離32)

wide.jpg
標準の「広角レンズ」(VistaPro焦点距離16)

zoom800.jpg
ウルトラズーム(VistaPro焦点距離800)

wide6.jpg
ウルトラワイド(魚眼レンズ)(VistaPro焦点距離6)

ある程度ワイドで撮ったほうがきれいな景観が撮れますが、その分広い範囲が映ってしまうので、特に「空飛ぶ動画」の場合、地形の端が見えてしまうという問題に悩まされますね。
地形サイズを大きくすればある程度問題は解決します。(その代わり、レンダリング時間が長くなりますが)
posted by だんちゃん at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 3.応用編 | 更新情報をチェックする

ステレオグラムを作る

パノラマ写真に続く、「VR Control」ウィンドウのマニアックな機能として、「ステレオグラム」を紹介します。

ステレオグラムというのは、両眼視差の分だけ微妙に異なる2つの映像のことをいいます。
このようなステレオグラムを用意して、左右の目にそれぞれの映像を別々に見せると、人の脳の情報処理で合成されて、立体的に見える、という仕掛けです。

ステレオグラムの機能は、「VR Control」の下半分にあります。

stereo1.jpg
↑クリックで拡大します。

VistaProのステレオグラム関連の機能は、

①両眼視差を考慮してカメラをシフトした画像をレンダリングする機能

②2枚のステレオ画像を組み合わせて立体視用の画像に変換・表示する機能

の2つがあります。
このうち②の「後加工」に相当する部分は、TGAファイルしか扱えない、体験版では保存ができないなど制限が多いので、使わないことにします。
(後で紹介しますが、外部ソフトで、まさにこの目的にぴったりの素晴らしいものが存在しますので、素直にそちらを使わせていただくことにします。)

このように、②については外部ソフトを利用することを前提とした、VR Controlウィンドウの設定は、以下のとおりとなります。

・Camera separation:左右の撮影位置間の距離(m)。とりあえずデフォルトの10mを使いますが、結果をみて調整します。

・Image separation:ゼロでOKです。

・その他:画角はあまり広くないほうがよさそう。デフォルトのズームレンズ(32mm)がいいと思います。

パノラマ用画像のときと同じように、Left、Rightのボタンを押してそれぞれレンダリングした2枚の画像が、左目用、右目用の画像ということになります。

ここからは、VistaProを離れて外部ソフトのお世話になります。

ステレオグラムに関する情報やソフトウェアが充実したサイトとして、「むっちゃんのステレオワールド」さんなどがあります。

http://stereo.jpn.org/muttyan/
むっちゃんのステレオワールド

このページにあるソフト(ステレオフォトメーカー、ステレオムービーメーカー)を使って、いわゆる赤青メガネ用の立体視画像と、立体視動画を作ってみました。

stereo2.jpg
↑左目用・右目用それぞれの画像のとりこみ。

stereo3.jpg
↑ステレオグラムに変換。ステレオグラムにもいろいろありますが、今回は昔懐かしい(?)赤青メガネ形式を選んでみました。

stereo.gif
↑できあがった画像。クリックで拡大します。
(ただし、パソコン画面上では赤青メガネ用ステレオグラムはあまりうまく立体的に見えないそうです。)

おなじく、「むっちゃんのステレオワールド」さんにある「ステレオムービーメーカー」も、ほぼ同じ操作性で、VistaProで左目用、右目用として作成した2つのAVIムービーを合成して1つのステレオムービーを作ることができます。



動画までできてしまうのはすごいですね。この辺りはVistaProのポテンシャルは(現在でも)なかなかだと感じます。
posted by だんちゃん at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 3.応用編 | 更新情報をチェックする

パノラマ映像を作る

「VR Control」タブには、バーチャルリアリティ(古!)に関係のあるマニアックな機能が揃っています。好きな人にはたまらない機能だといえますね。

ここでは、360度パノラマ写真の作り方を紹介します。動画ではありませんが、まあ、応用編ということで。

まず、VR Controlタブにくる前に、「360度どちらを写してもおかしくならない」ような地形図と、撮影ポイントを見つけるところから始めてください。
恐らく、山に囲まれた盆地のような地形の中心にカメラを置くのが一番無難です。

panorama1.jpg
↑クリックで拡大します。

VR Controlウィンドウの上半分には4つのボタンがありますが、これは単純に「視点」を4方向に回してくれるだけのものでしかありません。

それぞれのボタンを押した後、手動でレンダリングを行なって、それぞれの画像を保存して、4枚出来上がった後で、別のソフトを使ってパノラマ写真を作る、という手順になります。

いいパノラマ写真を作るためにはいくつかコツがあって、

panorama_camera.jpg

①画角が90度をわずかに上回ること。具体的には、CameraタブのFocal lengthを手動設定で14程度にすること。

②カメラが地表面に対し水平であること。具体的には、CameraタブのBankとPitchがそれぞれゼロであること。

③自動露出(Auto exposure)をオフにすること。

を守りましょう。

4枚の映像が保存できたら、それらを接合してパノラマ写真を作ります。
パノラマ写真を作るソフトとしては、例えばフリーソフト版のPanorama Factory 1.6(ソフト日本語パッチ)などがあります。

↓以下に、このソフトを使ったパノラマ写真の作り方を貼っておきます。

panorama3.jpg

panorama4.jpg

panorama5.jpg

このソフトを使って作ったパノラマ写真がこちら。(あまりに横が長いので横回転して、さらに追記にまわしました。)

続きを読む
posted by だんちゃん at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 3.応用編 | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

ダウンロードまとめ

当ブログの記事の中で、何かしらのダウンロードができる(あるいはダウンロード先を案内している)ページを、以下にまとめておくことにします。

VistaPro体験版本体

VistaPro体験版 日本語化パッチ

パノラマ写真制作ソフト

ステレオグラム(立体視画像・映像)制作ソフト

TGA形式ファイルを扱えるフリーソフト
posted by だんちゃん at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 5.ダウンロード | 更新情報をチェックする
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