2008年01月27日

VistaProとは

VistaProとは、景観を処理する3Dソフトで、最近のソフトでいうと「Terragen」や「カシミール3D」などと同じカテゴリに属するソフトです。

こんな画像を作るソフトですね。

VistaPro Sample

VistaProの特徴は、操作が非常に簡単なことです。
3DCGソフトでは一般的な、細かい作業を積み上げていくという作業は基本的に不要です。
それこそ、データも何もない状態から、大空を飛び回る新作3D動画を作るまで、3分とか5分でやろうと思えばできてしまいます。

VistaProはもともとAmigaという割とマニアックなPC用のソフトで、その後Windows版、Mac版が開発されましたが、ここ10年くらいは開発が事実上止まっているようです。
ただ、まだ販売元では販売は続いています。

http://www.vendornation.com/*ws4d-db-query-QuickShow?vp001
VistaPro Renderer for Windows ($49.95)

日本語版はエーアイソフトが販売していましたが、残念ながら今は絶版です。(私は製品版としてこれを持っています。)

VistaProは古いソフトですので、機能面や、出力されるグラフィックの詳細部分をみると、最新ソフトに見劣りするのは仕方ありません。
でも、その代わりとして、初心者でもすぐに扱える直感的な操作が魅力です。

また、OSでいうとWindows95からWindows XPまで広く対応しており、私が確認したところ、Windows Vista(32bit版)でも正常に動作しました。

さらに、VistaProは事実上たった1つのEXEファイルのみで動作しており、Windowsのシステムファイルやレジストリとの依存関係はないようです。

ですのでインストールすることなく、それこそEXEファイル1つをUSBファイルに入れておくだけでどこでも動かすことも可能※です。

※ライセンス上の問題はもちろんクリアする必要がありますが、この点、むしろ今回ご紹介する体験版の方が製品版より自由度が高いといえますね。

3DCG景観ソフトの「入門編」として、あるいは自動作曲ソフトでBGMを作るように「BGV (Background Video)」を手軽に作るためのソフトとして、VistaProの魅力は今でも色あせることがないと、個人的には思っています。
posted by だんちゃん at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.導入 | 更新情報をチェックする

VistaPro体験版を入手する。

VistaProは、現在でもネット上で英語版の体験版を無料で手に入れることができます

このブログでは、このVistaPro英語版体験版を使って、いろいろな景観CGや動画を作っていきたいと思います。

http://downloads.cnet.co.uk/0,39100207,39074132s,00.htm
version 4.1.1 体験版(フリーリンク)

http://www.vendornation.com/demo_vpr/
version 4.2.4 体験版(要メールアドレス)

※念のため、リンク切れ対策。(4.1.1 / 4.2.4

4.2.4体験版のZipファイルを解凍してみると、こんなファイルが入っています。
files.jpg

VP4W_DEMO.exe :VistaPro体験版本体。
startup.v4s :VistaProが起動時に読み込む地形ファイル。無くてもVistaProは動作します。
README.TXT :説明用テキストファイル。ライセンス関係など何も書いていないアバウトなものです。
Buy VistaPro.url :VistaPro販売元へのリンク。
Join Newsletter.ul :VistaPro販売元のニュースレターへのリンク。
VistaPro Community Support.url :VistaProサポートページへのリンク。

事実上、実行ファイルが1つしかないことに驚きます。これなら、USBメモリに入れてどこにでも持ち運ぶことも可能ですね。(そんな3Dソフト、聞いたことがない(笑))

※ちなみに、かつて販売されていた「VistaPro2 for Windows日本語版」のバージョンは、私の手持ちのもので 4.0.2 となっていました。動作を比較すると、飛行経路のプレビューがワイヤーフレームから簡易レンダリングになっていたりと、わずかですが体験版の方が機能が改善されています。

※追記:4.2.4体験版用の日本語化パッチを作ってみました。こちらです。
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VistaPro体験版の制約

VistaPro体験版は、体験版なので、機能に制約があります。

・画像や地形・スクリプト・各種設定ファイルの読込み・保存ができない。
・描画サイズが、以下の4種類からしか選べない。
  320×200
  320×240
  640×480
  800×600


上記のうち、特にファイルの読み書きができないというのは一見厳しい制約で、やはり「体験」しかできないように思われますが、実はそうでもなく、

・画像は制限なくフルレンダリングできて、それが別ウィンドウで表示されるので、それを[ALT]+[PrintScreen]で簡単にスクリーンキャプチャできる。

・動画の保存は制限されていない(!)。

・地形はランダム作成できるので、それを使えば新しい地形を作れる。

・操作が簡単なので、各種設定を毎回1からやり直しても2,3分程度で全部済んでしまう。

ですので、体験版とはいえ、十分に実作業のために使うことが可能です。

もちろん、気に入ったら上記の制限がない製品を買ってもいいと思います。

http://www.vendornation.com/*ws4d-db-query-QuickShow?vp001

値段も50ドルと安く、ダウンロード購入もできるようです。

ちなみに、機能制限ではないのですが、体験版にはヘルプファイルがありません。いろいろ調べてみましたが、参考になるページとかもないようです。
むしろこっちの「制限」のほうがずっと辛いといえるかもしれません。

その「ヘルプファイルがない」という部分を、当ブログの解説記事が補えればいいなと思っています。

posted by だんちゃん at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.導入 | 更新情報をチェックする

他にそろえたいソフト

VistaProは自立性の高いソフトなので、これ以外に他のソフトをいろいろそろえる必要はほとんどありません。
特に、地形を自動作成してその景色のなかを飛んで動画を作る、というだけであればVistaPro以外に必要なソフトはありません

ですので、以下は、興味のある領域ごとに、必要になったときに後で追加していくような感じでいいでしょう。
いずれもフリーソフトまたは無料版の存在するソフトです。

①DivX
 VistaProの動画はAVIフォーマットで出力されますので、AVIフォーマットの中で現時点で最も一般的なDivXコーデックはぜひインストールしておきたいところです。
 →DivX公式サイト

②GIMP
 VistaProでは、TGA(Targa)フォーマットというマイナーな画像形式がしばしば使われます。テクスチャーファイルでオリジナルの木を作ろうとしたり、前景・背景画像を設定したりする場合には、TGAファイルしか受け付けてくれません。このフォーマットを扱えるグラフィックソフトが「GIMP」です。
 →GIMP2.0日本語サイト

③DVD Flick
 VistaProで出力されたAVIファイルをDVD-Rに焼いて保存したいというときのやり方はいろいろありますが、とにかく簡単に作りたい、しかもフリーソフトで、というと、現在ではこのソフトが一番でしょうか。(けっこう不安定だし、融通の利かないところもありますが)
 もしも単にDVD化するだけじゃなくて、BGMを付けたいとかテロップを入れたいといったニーズがある場合は、有料のビデオ編集ソフトやDVDオーサリングソフトを買った方がいいでしょうね。
 →DVD Flick公式サイト
 →DVD Flick日本語化サイト

④PanoramaFactory 1.6
 VistaProの360度撮影機能を使って、パノラマ写真を作ることができます(こちらのエントリでやり方、ソフトのダウンロード先を解説しています)。このソフトは、複数の写真をつなぎあわせてパノラマ写真を作るソフトです。version1.6は、フリーソフトの最終バージョンです。

④ステレオフォトメーカー、ステレオムービーメーカー
 VistaProの立体写真撮影機能を使って、「飛び出す画像・動画」を作ることができます(こちらのエントリでやり方、ソフトのダウンロード先を解説しています)。これらは、「むっちゃんのステレオワールド」サイト様からダウンロード可能です。

posted by だんちゃん at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.導入 | 更新情報をチェックする

まず立ち上げてみる。

体験版を立ち上げてみましょう。

zentai.jpg
↑クリックで拡大します。

立ち上げると、こんな感じの画面が出てきます。
(バージョン4.2.4体験版を使っています。4.1.1体験版の場合はstartup.v4sというファイルが欠けているので、地形が出ません。)

右側のタブの意味は、それぞれざっとこんな感じです。



とりあえず、「Render」ボタンをいきなり押してみましょうか。
Renderというのは、「レンダリングする」、つまり、その時点での設定を全部反映した画像を描画するといった意味です。



こんな画面が出てくると思います。(4.1.1で、「starup.v4s」というファイルがない状態だと、小さい山が1つだけ)

この画像を保存するには、画像のウィンドウがアクティブになっている状態で(ウィンドウをクリックして前にもってくればそうなります)、[ALT]ボタンを押しながら、[PrintScreen]ボタンを1回押してください。

次に、お絵かきソフト、例えばウィンドウズに付属してくる「ペイント」(通常、スタートメニューから「プログラム」→「アクセサリ」の中にあると思います。)を起動します。

そして、「クリップボードの中身を貼り付ける」といったコマンド(ペイントなら、メニューから「編集」→「貼り付け」)を実行します。

そうすると、画像ウィンドウがそのまま貼り付けられるはずですので、あとはお絵かきソフトの機能の中から画像の保存を実行すれば保存できます。
posted by だんちゃん at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

いきなり飛行動画作成(1)

VistaProがいかに簡単かを示すため、まだ起動したばかりですが、他の操作を全部すっとばして、いきなり飛行動画を作ってみることにしましょう。(本当にできてしまうところがすごい。)

pathprocess1.jpg
↑クリックすると拡大します。

まず、「Path」のボタンを押してください。

そうすると真ん中のウィンドウが「Path」という名前のものに変わりますので、そのウィンドウの上にある「Create a new path」というボタンをクリックしましょう。ボタンがへこんだ状態になると思います。

そのまま、左の地形が描かれた「Topo」というウィンドウの上で、上から下に何回か左クリックして「飛行経路」を描きます。
最後に右クリックすると、経路設定モードから抜けて、飛行経路がなめらかな曲線で表示されます。気に入らない線になったら、もう一度「Create a new path」をクリックしてやり直せます。

これでもう準備完了です。次はレンダリングに入ります。
posted by だんちゃん at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

いきなり飛行動画作成(2)

いよいよ飛行動画を実際にレンダリングします。

その前に、動画の画面サイズを設定しましょう。

pathprocess3.jpg
↑クリックで拡大します。

デフォルトでは描画サイズは800x600になっています。動画を作るサイズとしてはちょっと大きめなので、今回は練習ということもあるので小さめの320x240くらいに設定しておきます。

続いて動画作成です。この部分はとても簡単です。

pathprocess2.jpg
↑クリックで拡大します。

まず、「Animation」ボタンを押します。

次に、「Create AVI」ボタンを押します。ダイアログで保存するファイル名(拡張子AVI)を指定すると、動画変換のコーデック(圧縮プログラム)を選ぶ画面が出てくるはずです。

codec.jpg

コーデックの説明まではできないので、分からない場合は別途調べてください。おそらく最初に表示される「Microsoft Video 1」のままでも動画はできるので、全然分からなかったらそれでもいいです。

コーデックが分かっているなら、DivXあたりを選ぶのが定番です。

保存ファイル名、コーデックの選択が終わったら、すぐレンダリングが始まります。

pathprocess4.jpg
↑レンダリング中の画面。クリックで拡大します。

しばらく待っていると、動画が完成します。


posted by だんちゃん at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

いきなり飛行動画作成(3)

さて、動画はできたものの、よく見るとこの動画は飛行中に山の中に突っ込んでしまっていますね。



おそらく、体験版を使って皆さんが実際に作ってみた動画も、多くの場合、同じように山に突っ込んでいると思います。

これを直してみましょう。「Path」のウィンドウを開いてください。

pathprocess5.jpg
↑クリックで拡大します。

ここで、Pathウィンドウの下のほうにある黒い枠は、飛行経路の高さ情報を示しています。グレイの線が、飛行経路上の地形の「高さ」を、グリーンの線が飛行経路の高さを示しています。

これをよく見ると、飛行経路上に赤い部分があって、ここが地面に「刺さって」いる場所になっています。

これを修正するには、この枠に表示された黄色い四角を上に持ち上げます。黄色い四角をクリックして、上に動かしてもう一度クリックすると、四角が持ち上がって飛行経路も変わるはずです。

ちなみに、この四角は、最初に飛行経路を設定したときに「クリックした場所」に対応しており、VistaProでは「ノード(node)」と呼ばれます。

この飛行高度修正画面では、ノードは上にしか持ち上げられません(左右には動かない)。ノードの位置を動かすには、Topoウィンドウに表示されたノード(黄色い四角)をつまんで動かします。

修正後の飛行経路はこちら。

pathprocess6.jpg
↑クリックで拡大します。

もう一度動画を作ってみます。



今度は、地面に突っ込まないリアルな飛行動画になりました。
posted by だんちゃん at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

雲を生成する。

今度は、VistaProの(動画に限らない)基本的な機能の紹介をしたいと思います。

まずは、雲を作ってみましょう。

初期設定では、空には雲はありません。

gazou_base.jpg

雲を作るには、「Sky」ウィンドウを表示させます。

cloud.jpg
↑クリックで拡大します。

雲を作るのは簡単で、Skyウィンドウで「Clouds」ボタンをONにすればいいだけです。ボタンを押し込んだときにサブウィンドウが現れますが、基本的にはそのままOKを押して閉じてしまってOKです。

この設定をしてから、改めて「Render」すると、雲ができているのが分かります。

gazou_01.jpg

プレビューでは雲は分からないので注意してください。
posted by だんちゃん at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

太陽の位置を変える。

VistaProで生成される景観の印象を大きく左右するファクターとして、「太陽の位置」があります。
VistaProはかなり光の効果を大げさに表現するので、光がどんな風に当たるかで出力される画像が大きく変わってしまうというわけです。

基準となるのは、この画像です。

gazou_01.jpg

この画像では、背後の高いところから光が当たっているので、もっとも無難な順光画像だといえますね。

これを、正面の低いところから光を当てて、「逆光画像」にすると、こんなに印象が変わります。

gazou_02.jpg

全然違う印象になりますね。

それでは、操作方法を説明します。

light.jpg

使うのは「Sky」ウィンドウです。

まずは「Sun Position」ボタンを押してください。太陽の位置を設定するウィンドウが開きます。太陽の位置は、中心からの線で表現します。線の(中心への)向きが太陽の方向、線の長さが太陽の高さ(角度)をあらわしています。高さについては、円周上に書かれた数字が地表からの角度を表しています。

次に、「sun size」も設定しましょう。これは、太陽の大きさを表しています。デフォルトの10だと明らかに大きすぎてダサいので、4くらいまで下げましょう。
posted by だんちゃん at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

水面を作る。

飛行動画に欠かせないもの、それは水面でしょう。

水の上を飛ぶということ自体にロマンがありますし、さざめく波、キラキラと水面に反射する光などは、画像(動画)のリアリティと品質を高めてくれます。

水を設定するには、「Water」タブをクリックします。

lake1.jpg
↑クリックで拡大します。

このウィンドウで、「Set sea level」のほうを使ってもいいのですが、いろいろ副作用があるので、ここではよりシンプルな「Create lake」のほうを使います。

「Create lake」をクリックすると、湖面位置の設定待ちになります。

そこで、Topoウィンドウの、「水面にしたい高さ」の場所をクリックします。
そうすると、設定される高さの確認画面が出るので「OK」ボタンを押します。

lake2.jpg
↑クリックで拡大します。

そうすると、実際にその高さに水が入ります。
よく見ると、ちゃんと右上の囲まれたエリアには水が入っておらず、この操作が「湖を作る」操作になっていることが分かります。

「Accept lake?」に対してYesで答えると、確定します。

改めてレンダリングしてみましょう。

gazou_02.jpg
これが水が入る前。

gazou_03.jpg
水が入ると、こんな感じになりました。
posted by だんちゃん at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

効果つきの飛行動画

前回までのエントリで、雲の描画と光の調整、湖(水面)の作り方を書きましたので、それらの効果を使った飛行動画を作ってみましょう。



これを見ると、

・雲が描かれている。
・水が描かれている。
・光の角度が変わっている。それに伴って、水面にキラキラした反射光も映し出されている。

ということで、もともとの動画よりも立体的でリアルな動画になりました。
posted by だんちゃん at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

木と地形の平滑化

ここまでの手順でかなり動画に複雑さが増しましたが、さらにもう少し加工を加えてみたいと思います。

現時点での地形をレンダリングした下の写真をみると、地形がかなりトゲトゲしていて、ちょっと不自然な感じがしますね。

smooth0.jpg

まずは、このトゲトゲした地形を、少しなめらかなものに変えてみようと思います。
それには、Manipulationタブをクリックし(Creationでも可)、「Smooth」ボタンを押します。

smooth.jpg
↑クリックで拡大します。

Smoothボタンは、1回押すごとに少しずつ地形を滑らかにしていきます。

smooth1.jpg
↑1回押すとこんな感じ。

smooth2.jpg
↑2回押してみます。

smooth3.jpg
↑3回押したくらいで、やめてみましょう。

次に、陸地に樹木を植えてみましょう。Treeタブにアクセスします。

tree1.jpg
↑クリックで拡大します。

木をたくさん生やしたいので、Average Tree Density(木の密度)を500に増やします。
そして、Treesボタンを押し込んでOnにしてください。
すると、Treesetというサブウィンドウが開きます。デフォルトでは、Oak(樫)が生える設定になっています。特に変更せずOKを押せばいいのですが、他の植物を生やしたい場合は、押してください。(Palm=やし、Cactus=サボテン、Pine=松、Tree1~4は高さ別に生える木の設定です。)

tree2.jpg
↑実際にレンダリングしてみると、こんな風に木が生えているのが分かります。

ここまでの、地形の平滑化と植物の追加を含めた動画を見てみましょう。


(前の記事とは別のセッションで作成したので、動画の動きが変わってしまっていますが、ご了承ください。)
posted by だんちゃん at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

新しい地形を生成する

ここまで、起動時に表示される地形(これは、体験版の圧縮ファイルに含まれている、startup.v4sというファイルで定義されています)を使って動画を作ってきましたが、これだといつも同じ地形でしか動画が作れないことになります。

VistaProで新しい地形を扱うやり方としては、本来、地形ファイルの読み込みと乱数による自動生成があるのですが、地形ファイルの読み込みは体験版では制限されていますので、自動生成で新しい地形を生成することにします。
VistaProの自動地形生成はフラクタル理論を応用したものになっており、けっこうリアルな地形を生成してくれます。

chikei_1.jpg
↑クリックで拡大します。

地形の生成を行なうには、Creationタブにアクセスします。

まずは、Set landscape sizeをクリックし、「Large」以上のサイズを選びましょう。起動時の地形はSmallサイズなのですが、乱数で生成される地形は起動時の地形ほどすっきり整理されたものにはならないので、少し大きめの地形を用意しないと「飛びがいのある地形」を作りにくいのです。

chikei_2.jpg
↑クリックで拡大します。(番号が飛んでいますが気にしないで下さい)

次に、Feature sizeを1から2に変えます。
これは、山とか谷といった、乱数で生成される地形のサイズを変える設定です。1から2に変えると、より大きな山や谷が生成されるようになります。(各自で値を変えて試してみてください。)

地形を自動生成するには、「Randomize seed」ボタンをクリックします。
何度か押して、気に入った地形が出るまで繰り返してください。

「飛びやすい」地形とは、地形の中央部分が低い(どちらかというと山地ではなく盆地になっている)こと、大きな緑地や大きな山があることなどでしょうか。

chikei_3.jpg
↑クリックで拡大します。

次に、飛行動画には欠かせない(?)水を作ります。
今回は、Waterタブから、「Set sea level」機能を使いましょう。この機能は、以前説明した「Create lake」と異なり、海抜高自体が変わるため、植生・雪の限界も変わり、緑地が多くなります。

これで、起動時の地形に負けないくらい魅力的な地形が自動生成から作成できました。

chikei_4_smooth5.jpg

最後に、とがった地形を滑らかにする、「Smooth」処理を何回か施しておきましょう。


↑このようにして作った地形のうえを飛ぶ動画です。
posted by だんちゃん at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

動画による解説

ここまでのチュートリアルの内容とだいたい同じものをコンパクトにまとめた動画を作成しました。

Zoome、ニコニコ動画、Youtubeにそれぞれアップしてありますが、解像度が一番高いのはZoomeなので、そちらをごらんになることをお勧めします。


VistaPro体験版で3分で作る空とぶ動画(Zoome)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2191620
↑ニコニコ動画はこちら。

いま、Zoomeの動画を、もっと解像度の高いものにできないか(つまり、操作画面の字が読める解像度にする)検討中。
posted by だんちゃん at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.チュートリアル | 更新情報をチェックする

2008年01月31日

操作説明(Topo/Preview)

1.Topoウィンドウ

topo.jpg
↑Topo(地形図)ウィンドウ

現在扱っている地形図が表示されます。
地形図の色は、緑=植生域、茶=植生域と積雪域の間、白=積雪域、を表しておりこの順で高度が上がっていきます。同じ色の中での濃淡は、薄い色ほど高度が高いことを表しています。

Path設定時以外は、カメラの位置が表示されています。

黄色い□=カメラの位置
黄色い+=カメラ目標の位置
赤い線=視野角

Path設定時は、飛行経路が表示されています。

黄色い薄い□=ノード
黄色い薄い○=ノード(回転あり)
黄色い濃い□=Pathウィンドウのスライダーで指定しているフレームにおけるカメラの位置
黄色い線=そのカメラ位置でカメラが向いている方向
緑の線=飛行経路


左側の+,=,-は、地形図を拡大・縮小するために使います。

右側と下にあるスライダーは、ウィンドウ内に表示する地形図の領域を変更するために使います。

右下にある3つのボタンは、それぞれ次のような意味を持っています。

C:カメラ位置が中心になるよう地形図の表示領域を変更
T:カメラ目標位置が中心になるよう地形図の表示領域を変更
BB:ボタンを押した後、地形図を矩形選択します。これによって、レンダリング範囲を限定して描画速度を速めることができます。

Renderボタンを押すと、レンダリング(画像の描画)が行なわれます。

いくつかの操作は、地形図をクリックすることによって行ないます。(カメラや目標の位置指定、飛行経路の指定、湖水・海面設定時の高さの指定など)

2.Previewウィンドウ

preview.jpg
↑Preview(プレビュー)ウィンドウ

普段は、現在のさまざまな設定をリアルタイムに反映した、荒いポリゴンによるプレビュー(下の図)が表示されています。
「Walkabout」ボタンを押して操作している間は、ワイヤーフレーム(上の図)が表示されます。
シフトキーを押しながら「Display」ボタンを押すと、このウィンドウ上に、最後にレンダリングされた画像が縮小表示されます。

それ以外では、通常、この画面でできることは、画面の適当な場所をクリックして、カメラ目標の位置を変えることくらいです。
「Walkabout(歩き回る)」ボタンを押すと、プレビュー画面を使って、地形図のなかを「歩き回る」ことができます。ただし、「歩き回って」いる間はワイヤーフレーム表示になり、一瞬立ち止まると、また簡易ポリゴンによる表示になります。

Walkabout中の操作は以下のとおりです。

マウスを左右に移動:その場で反時計/時計回りに軸回転
マウスを前後に移動:向きを変えずに前進/後退
左クリックしたままマウスを左右に移動:左右にスライド移動
左クリックしたままマウスを前後に移動:上昇/下降
右クリックまたはESCキー:確定(Walkaboutから抜ける)

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操作説明(Camera)

camera.jpg
↑クリックで拡大します。

VistaProの操作系は、「固定された地形図の中にカメラを置いて、撮影する」というコンセプトで整理されています。
このCameraウィンドウは、その「カメラ」の位置や向き、その他のプロパティを設定するウィンドウです。

Place Cameraボタンを押し、地形図をクリックすると、カメラの設置位置がクリックした場所に変わります。このボタンで水平(平面)方向の位置を変更すると、カメラの高さは、その位置の地表面の海抜高度+「Height above ground」で設定された高さになります。
Place Targetボタンを押し、地形図をクリックすると、カメラの向く目標の位置がクリックした場所に変わります。このボタンで水平(平面)方向の位置を変更すると、カメラの高さは、その位置の地表面の海抜高度になります。

両ボタンの下の数字は、それぞれカメラと目標のX,Y,Z座標です。中央にあるX,Y,Zのボタンは、そのボタンを押すとカメラ・目標双方のその軸の値が固定されるという機能を持っています。

Height above groundは、カメラの地表面からの高さです。単位はメートルです。
展望台や飛行機からの眺望のようにするためには、この値を高くする必要がありますが、この値を高くすると、地形図の境界域まで見通せてしまうことが多くなり、カメラの配置はより難しくなります。

Camera-target distanceとは、カメラと目標との直線距離です。これは設定するものではなく、カメラや目標を動かすと自動的に更新されるものです。

Bank、Heading、Pitchとは、カメラの回転方向の設定です。
あなたがカメラを両手でつかんで被写体に向けて構えているとイメージしてください。
その状態で、左手を上に、右手を下にしたり、逆に右手を上に、左手を下にしたりすると、カメラがレンズが向いている方向を軸に回転します。この動きが「Bank」です。
今度は、そのままカメラを下に向けて足元の花を狙ったり、上を向けて雲を撮ったりするところをイメージしてください。このように、カメラをつかんでいる両手方向を軸にした回転運動が「Pitch」です。飛行機で言えば、機首上げ・機首下げ運動のことをピッチングといいます。
最後にカメラを構えた人間自身を軸として回転し、左側にある景色や、後ろにある景色を撮ろうとするときの回転運動が「Heading」です。これは言ってみれば「方角」とイコールです。

Focal lenghthは「焦点距離」、つまり視野角です。小さいほど広角レンズとなり、広い範囲が写ります。大きいほどズームレンズとなり、狭い範囲が大きく映し出されます。焦点距離の違いによるレンダリング結果の違いについては、応用編の別エントリで紹介しています。

最後に、Auto exposureは「自動露出」ということで、写りが暗くなってしまう場合に、自動的に露出を上げてレンダリング画像を明るくしようとする働きです。
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操作説明(Light)

light_settei.jpg
↑クリックで拡大します。

このウィンドウに「Lightning Properties」とありますが、このウィンドウはまさに光、CG的に言えば「照明・ライティング」に関する設定がまとめられています。

Light sourceは読んで字のとおり「光源」です。ここでは光源(通常は太陽)の方位と地上からの角度を設定します。
すぐ下の「Declination(地上からの角度)」と「Azumith(方位)」に直接数字を入れてもいいのですが、通常はLight Sourceのところにあるボタンを押して「getvect」というタイトルのついたダイアログを呼び出し、そこで視覚的に設定するほうが分かりやすいでしょう。(ちなみに、NWSEの各キーを押すと、方位が東西南北、地上からの角度が45度に設定されます)

getvect.jpg

getvectダイアログの設定方法は簡単で、ダーツの的のような場所のうえでマウスカーソルを動かして好みの設定となる位置でクリックするだけです。

影を描写するためには、「Shadows」ボタンがオンになっていなければなりません。Irregularityは、同じように光が当たる場所で、「よく光が当たっているところ」と「そうでもないところ」をランダムにばらつかせる度合いです。Exaggerationは、一言で言えば影を暗め・黒めにする処理です。

なお、これらの影に関連するいくつかのプロパティについて、応用編の別エントリで紹介しています。

Contrast(コントラスト)とBrightness(明るさ)は、フォトレタッチソフトと同じですね。夜や夕方の風景を作るときは、Brightnessを下げたりすることもあるでしょう。

ColorsとTexturesは、VistaProで使われるさまざまな色と、ポリゴンの表面に貼られるテクスチャーマップファイルの指定を行なうボタンです。別エントリ()で機能説明をしています。

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操作説明(sky)

sky.jpg
↑クリックで拡大します。

Skyウィンドウでは、空に浮かんでいるものの設定を行ないます。
Skyのオンオフは、「空を描写するかどうか」、Horizonのオンオフは、「高度がゼロ以下で地面がないところに黄緑の地面を描写するかどうか」です。
Haze densityは「かすみの濃さ」で、この数字を大きくするほど遠くが白くかすんでいくようになります。

Cloudsは雲を描写するかどうかです。オンにするとCloud control panelというサブウィンドウが表示されます。

cloudpanel.jpg

細かい設定が不要であれば、OKを押すだけです。

Stars and moonをオンにすると、空が星空になり、別途設定した位置に月も表示されます。このボタンをオンにしたからといって、太陽や雲が消えたりはしませんので、夜の風景をつくるときにはそれらをオフにする必要があります。

Moon positionは月の位置と角度を設定します。Lightウィンドウの「Light source」と基本的に操作は同じです。Moon sizeは月の見かけの大きさです。理論上の実際の大きさを1として、その倍数で設定します。
Sun positionは太陽の位置設定なのですが、実はLightウィンドウの「Light source」とまったく同じものです。Sun sizeは月の見かけの大きさです。理論上の実際の大きさを1として、その倍数で設定します。


なお、チュートリアルの記事のなかに、雲の出し方太陽の位置の変え方の記事があります。

また、太陽の色を変えて「夕方の景色」を作るやり方を、応用編の別エントリで紹介しています。

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操作説明(Terrain)

terrain.jpg
↑クリックで拡大します。

かなり機能豊富なウィンドウ。

最初の3つは、高さによる3種類の地形の分割方法を設定するものです。
VistaProでは、地形は高さによって大きく3つに分かれます。低い方から順に「植生域」「地肌(?)」「積雪域」です。それぞれ大雑把にいって、緑色の地面で木が生えるエリア、茶色い地肌が見えているエリア、積雪で白くなっているエリアを指します。
Set snow lineは、積雪域と地肌を分ける高さの設定です。
Set tree lineは、地肌と植生域を分ける高さの設定です。
Bourndary roughnessとは、上記2つの境界線をあいまいにする(つまり地肌に木が生えたり、雪が降ったりする)度合いを設定するものです。

次の3つは渓谷効果(Valley effect)に関するもので、渓谷効果のオン・オフ、渓谷効果が及ぶ地面の幅、渓谷効果の強さを設定するものです。

次の6つ(Cliff colorsボタンを入れると7つ)は、断崖(Cliffs)に関する設定です。
Cliffs:断崖を設定するか否か
Cliff threshold:断崖とみなす最小傾斜度
Stratified cliffs:断崖に地層を設定するか
Strata Thickness:地層1層あたりの厚み
Strata warp:地層の曲がりくねりかたの大きさ
Strata tilt:地層の重なりの傾き
Cliff colors:断崖の色についてのColorsウィンドウが開きます。

なお、「渓谷効果」と「断崖」については、応用編の別エントリで紹介しています。
posted by だんちゃん at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 4.リファレンス | 更新情報をチェックする
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